便秘とイレウス(腸閉塞)の関係性は?

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便秘とイレウス(腸閉塞)の関係性について

便秘によってイレウス(腸閉塞)という疾患になってしまうケースがあることをご存知でしょうか?

 

たとえば、便秘は苦しいけど、忙しすぎて気にしていられない。

 

または、便秘なんてそのうち治るだろうと放置されている人も多いです。

 

しかし、安易に便秘を放っておくとイレウス(腸閉塞)という、とんでもない状況にならないとも限りません。

 

ここでは、便秘とイレウス(腸閉塞)の関係性についてご説明します。

便秘でイレウス(腸閉塞)が起きる理由は?

便秘によるイレウス(腸閉塞)とは、どのようにして起きるのでしょうか?

 

イレウス(腸閉塞)とは、一言で言えば、文字通り腸が塞がれてしまう病気のことです。

 

イレウス(腸閉塞)にはいろいろな原因がありますが、ここでは便秘を原因とする症状についてお伝えします。

 

しつこい便秘を長期にわたり放置し、硬すぎる便を腸内でつくってしまうとイレウス(腸閉塞)をおこす原因となります。

 

イレウスが原因で死亡するという例もあるように、しつこい便秘を放置することは大変危険と言えるでしょう。

 

腸内に便がたまりつづけ、水分がどんどん腸へ吸収され硬い便ができ、そのたまった便が腐敗することによって、ガスが発生します。

 

発生したガスが腸内に充満し、それが原因で腹部膨満感をおこしたり、苦しくなったり腹痛を起こします。

 

このようなひどい便秘が原因で引き起こされる腸閉塞は糞便性イレウスといいます。

 

糞便性イレウスは、初期では急激な症状は出ず、さきほどあげた腹部膨満感や食欲不振からはじまり、進行すると激しい腹痛や嘔吐に至ります。

便秘でイレウス(腸閉塞)にならないために

便秘が原因でイレウス(腸閉塞)をおこしてしまうと、自然に完治することはないと考えましょう。

 

もちろん、イレウス(腸閉塞)は簡単になるというものではありません。

 

しかし、1週間以上便が出ない状況が続くのであれば、はやめに病院へ受診することをお勧めします。

 

では、便秘でイレウス(腸閉塞)をおこさないためには具体的にどうすればいいのでしょうか。

 

腸に水分を吸収されすぎた便は硬便といい、便秘によっておきる腸閉塞の主な要因になります。

 

硬便を作らないためには、十分な水分をとるのが必要であり、成人では1日2リットルが目安とされています。

 

しかし、ただ水分をむやみにとるだけでは便秘は解消されません。

 

硬便である場合は、納豆などの水溶性食物繊維を摂取するのが良いとされています。

 

納豆は水溶性食物繊維を含むだけでなく、発酵食品であることから腸内の善玉菌をふやし腸内環境を整えます。

 

水分をとる際にも、いっぺんにガブガブ飲むことよりも、時間をかけて定期的に飲むということが大切です。

 

人間の体は、飲み溜め、食い溜めは出来ないと思いましょう。

 

適切に水分を摂りながら、適切に水溶性食物繊維を摂ることで、健康な大腸をつくり、便秘によるイレウスを予防しましょう。

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